― 枯木の森 ―[言われるがまま鬼の腕を掴んで、軽々と引き上げられ。 彼の言葉>>97を聞きながら、自分は兎姫に心配を掛けているのだろうかと内心にて思う] そう、ですか。ひきこもり……。[どこか鬼の語彙として似つかわしくない気もして、少しだけ笑みを零す。 それから、言葉途切れさす鬼に気付き瞬いた] 何かあったんですか?[身を引きつつ鬼火を送る彼。 火の行く先に視線を向ければ、見知った和装の少女の姿があった] 兎姫……!
(102) 2020/06/05(Fri) 01時半頃