277 黄昏草咲く出逢い辻


【人】 樫の樹の子ら リツ

― 枯木の森 ―

[言われるがまま鬼の腕を掴んで、軽々と引き上げられ。
 彼の言葉>>97を聞きながら、自分は兎姫に心配を掛けているのだろうかと内心にて思う]

 そう、ですか。ひきこもり……。

[どこか鬼の語彙として似つかわしくない気もして、少しだけ笑みを零す。
 それから、言葉途切れさす鬼に気付き瞬いた]

 何かあったんですか?

[身を引きつつ鬼火を送る彼。
 火の行く先に視線を向ければ、見知った和装の少女の姿があった]

 兎姫……!

(102) 2020/06/05(Fri) 01時半頃

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