へぇ、炒飯か。
[ふむふむと感心しながらティモシーの料理を見る。見ているだけでよだれが出そうだ。厨房で見ているのだから邪魔なことこのうえないだろう。サラダなんかは任せておいてもできるなぁ。なんて思う。暫くティモシーの料理姿に見飽きると、何かしようと冷蔵庫に何かないか探す。生憎、料理のセンスはあっても盛り付けや栄養バランス、ジャンルなどにかんしてのセンスは皆無だった。炒飯とサラダ。なぜかそこに川魚が入ることになりそうだ。]
これ、使っていいですか?
[聞いている最中にもう腹に切り込みを入れているのだが。後輩には真似しないでいただきたいものだ。
許可がおりても降りなくとも「やっちゃった」なんて言って捌き始めた。
はらわたを綺麗に抜き取り、中の血を抜く。綺麗に洗い流し、串を刺す。まるで泳いでいるかのような形に仕上げ、軽く塩をまぶしてやる。あとは焼いてやるだけだ。]
(102) 2014/04/07(Mon) 03時半頃