自分は黒いのに何をしても許される。
けれど同時に仲間…トレイルの意志を尊重するのはオレのルールだ。今までそれ程親しく付き合ってはこなかった間柄ではあるが、それ故に相手へ一歩譲り合うような柔らかな協調関係があった。
けれど、今のトレイルは自分のそれまで知っていたトレイルとは違う。エサに対してあの振舞はどうした事だろう。
角を曲がり階段を降りる。
ヴェスパタインに渡した血の分を補給しなくては…
そんな折 >>40 でドナルドに吸血されてすっかり血の気を失ったイアンを運ぶドールを目撃する。]
――あれは…
スパイさんか…。ふーん。…あれは逝ったかな
荒い吸い方してんな。オレじゃねーし。
ラルフか…? あるいはチャールズか…。
[しばし歩みを止めて、運ばれる方向を見る。城外…ではなく…あれは昨日自分が歩いた道。牢獄アムネシアへの入り口の方角]
(101) 2014/02/02(Sun) 21時半頃