[ 鋭い目つきの男性がかけてきた言葉。>>94
何かの聞き込みだろうか?苦笑いで首を横に振る。]
いいえ、身内どころか・・・
私、マダムがどんな方だったのかも知らないんです
[ 招待状が届いた理由を明確に言えないオーレリアは、
彼からすれば怪しく見えるかもしれない。
バツが悪そうに告げられた名前には、覚えがあった。
メルヤが誇らしげにしていた料理人は彼のことらしい。結局夕食は全て口に出来たわけではないし、今も空腹ではあるけれど。
去ろうとした素振り。用事があるのかもしれない。
だからせめて昨日のお礼だけは言いたくて、「あの」と呼び止めた。]
あの、キルロイさん
昨日はジンジャーエールをありがとう
とても気分が落ち着いたの
あなたは素敵な料理人ね・・・ご馳走様でした
[ 今日こそは、ちゃんと食べます。心の中でこっそりと宣言しておいた。*]
(101) 2016/07/29(Fri) 23時半頃