[可愛らしいお嬢さんね!と―――。
さすがに周囲を見回したりはしない。だって、この場には自分しかいないのだから。
ミルフィのように女装してないのに、線の細さと髪の長さで女に間違われることもあることにはある。]
……ちが、……!!
[否定の言葉を紡ごうとして、口ごもる。繭身がどのように彼女の母に伝えたかを知らない。
多分、友達とかそんなところか。そして、普通は娘の友達を泊めると聞けば、女の子と考えるだろう。
彼女の母も、彼女も悪くは無い。
年頃の娘が男を連れ込むような汚点を彼女に与えるわけにはいかない。苦渋の末に出した結論]
初めまして、宜しくお願いしますね。
[1オクターブくらい声を高くして、恥かしげに俯いた。もう消えてしまいたい。名前は名乗れなかった。
ただ、幸か不幸か、彼女の母を経由して、ルーカスの両親に話が行ったとしても、女の子が泊まりに来たという程度。
今は未だ翌日に彼が起こすであろう行動>>18とその難易度をひっそりとあげたことを知らずに離れですやすやと眠ることにする。*]
(100) 2013/12/10(Tue) 13時半頃