[ 耳小骨に埋め込んだ通信用ナノマシン。外部への連絡はそれで行えるつもりでいた。常時接続ではプライバシーが筒抜けになる為任務が完了した時点でオフにしてあった。手が自由になったと同時に使用可能、の認識。然しこれ見よがしに使用するのもどうだろう。この男は、他よりは使えそうだ。気分を害すには早い、報告は後で行うとして。──それにしたってベルとは何だ?何かの製品名なのだろうか。まさか本当にあのベルだとは思わず。]
(98) 2016/02/24(Wed) 13時半頃