ミナカタの部屋後、自室
[自分が慕っていた人は 今日どちらも居なくなってしまう。
チアキ先輩には何も伝えることができなかったけれど、
ホー先生にはまだ、、伝えられるかもしれない。
そう思えば、居てもたってもいられずに 部屋で筆を走らせる。
一刻も早く会いに行きたくて、どうしても言いたいことだけ端的に。
ペンを持つと途端に涙がこぼれるものだから、なかなか思うように書けなかったけれど。
今日は朝から泣いていない時間のほうが、短い気すらする。
それでも、以前は泣いて泣いて、誰かに慰めてもらうまでその場から動けなかったから……
今は少し…変われたのかもしれない。。
封筒に書き上がったものをぎゅうと詰めて、封もせずに握り締めたなら、一目散に先生の部屋へ。 部屋に居なければ、二人でサボった礼拝堂へ足を運ぶだろう。 *]
(97) 2014/06/30(Mon) 13時半頃