そういうことにしておいて下さい
顔も知らない人の危機が不安で堪らないんです、仲間思いでしょう
[出任せといっても適当な事を並べ立てているだけだから、突っ込まれればボロが出る。これ以上続けると確実に自滅するだろう。
頭を使うのは向いてないと自嘲しながら、相手の動きから目を逸らさぬよう注意して。]
ホームルーム?なんですか、それ
僕が留まる理由はね、ここで待機と言われたからです
もっと言うと「戦うな、逃げろ」って言われたんで、怒られちゃうかも
[李が放った釣竿に見覚えはあったか。サドウが持っていたものと気付いても、似たような物があるのかもと嫌な想像を振り払う。
サドウの声はまだ聞こえるから、自分達がシーシャらから“貰った”のとは違うはずだ。
焦燥感からか、動いてもないのに汗が滲む。音声だけがわかるのは、思いの外キツい。>>95>>96]
……ああ、耳だけじゃなくて体ももう1つあればいいのに
[一人ここで足止めさせて、今すぐあちらに向かうのに。]
(97) 2015/03/13(Fri) 16時半頃