[マスターは瞬時に明るく認知した。>>82
まあ、この主ならそういうことも十二分にあるだろう。
我が主は懐が広すぎるのが困りものだ。
その息子は、ひととき熱を持ったような視線でマスターを見た後、我を取り戻したらしい。>75
その後は自分とは別のアプローチでメルヤを揺さぶりにかかったようだ。>>>83>>85>>87
マスターの息子なら、こんな風に不躾に囁きかけるなど恐れ多いのでは、という思いにも駆られるが、当のマスターが気にせず勘当ごっこなどと言っているので扱いは保留か。>>84
ひとまずはこのままの姿勢を維持して、飴と鞭、二つの顔を並べてメルヤを追い詰めることにしてみる。]
決められないなら、このまま置いて行ってもいいですけどね。
もうここは、ほとんどがらんどうですから。
[もっとも、魔の霧の思惑としては一人も逃す気はないのだが。
その思惑は明かさずに、惑い揺れる表情を優しく見守る。>>91*]
(96) 2018/03/04(Sun) 23時半頃