──暴食と、強欲と──
[暴食の男の様子は如何だっただろうか。
一声掛けたが、そのままツイと顔を部屋の奥へと向ける。
バサバサと紙が落ちる音が響いた方へと(>*9ニコラ)
そして、人のうめき声も届いたか。
それを受け、緊張した面持ちのまた告げた]
────私は彼方を見て参ります。
あなた様は、如何なさいます?
[その、返事も聞かぬままだろう。
コツリ、コツリ。
急がぬ足取りではあったが、事の詳細を知る為にはここで相手に言葉を聞いても仕方なしと思えたようだ。
相手がついてきたとしても、別の方向に行ったとしても、留まったとしても特に気には止めなかっただろう。
そして歩いて行けば血の臭いが濃厚に漂ってくる。
ヨーランダに渡したリボン(>>92)は血溜まりに落とされていただろうが、資料の山の中へと消えていたかもしれない。
そしてその資料の山の中には────]
(96) 2016/02/26(Fri) 18時頃