―黒幕のお話/おねーさんと―>>51
だって、ひとりじゃなにをしててもたのしくないかなって。
おいしいおやつをたべても、
だれにもかんそーをいえないのってさみしいとおもうよー。
[続けてそう主張を続けるものの、
「一人で読書」というおねーさんの意見には「あ、そうだねえ」と難しい顔。]
うー、雛子、本よんだりしないから思いつかなかったあ。
たしかに、ひとりのほーがいいこともあるかもー。
[そう答えると、顎に指を添えつつ他の人の黒幕談義に耳を傾けるだろう。
難しい話は得意ではない、きっと私の黒幕探しは直感に頼る――ある意味ギャンブルになってしまいそうだ。
その賭けの勝率を上げるためにも、今はちゃんと人の話を聞いておこうと。
――もちろん、賭けに負けた場合自分がどうなってしまうか分からないし、
負けるつもりは微塵もない。]
(95) 2016/08/15(Mon) 23時半頃