『それで? あなたは何故私を喚んだのかしら?』[話を促し、強い意志を持つ瞳で語られたのは、ブリージングの首飾りを守護してほしい、という内容。もし狙ってくる者がいたら、遠慮なく殺せと。目の前に突き出された首飾りを見た女悪魔はうっとりしながら見詰める。] 『あら、いいわねぇ。私、綺麗なものが大好きなのよ。 それと、狩った略奪者の魂は好きにしていいのかしら?』[好きにしていい、と言われればにっこりと笑う。] 『では契約成立ね。』[そう言うと兵士達の方へ指を鳴らし、“初仕事”を。瞬間、手足を拘束していた水は口元に集まり出し、やがて鼻まで覆う。剥がそうとするが、水なため剥がすことはできず、ただ狂ったように藻搔く兵士を見ればにこり。]
(94) 2017/09/02(Sat) 19時半頃