―外―>>88
はぁ…はぁ……。
[マーゴに手を引かれるままに、まるで熱に浮かされるようにふらふらと外を歩く。
教会を出てすぐはどうしても人通りがある中を歩くはめになり、すれ違う人々皆がこちらを振り返り、好奇の眼を向け、口々に何かをいっているように感じた]
(あぁ…こんなお腹で…こんな格好…みんなに見られてる…)
[激しい羞恥に煽られ、しかし、ソレがソフィアに快感を与えるのか、じわじわと母乳が再びあふれ出し、ベビードールの胸元をぬらした。
ただでさえ薄く透けた生地が肌に張り付く。
その事実が更に羞恥を煽った。
マーゴも羞恥を感じているのだろう。
当然だ。
彼女の足取りは重いが、それでも着実に、なるべく人通りが少しでも少ない街外れへと最短で移動する道筋をたどっていた。
ソフィアも、それをとめようとはしない。
このまま大勢の眼に触れていたら、どうにかなってしまいそうなのはソフィアも同じだった。
やがて街中を最短で通り抜けて街外れへと回り、森の近くまでやっきた]
(93) 2011/10/18(Tue) 00時半頃