でもにーちゃんすっげーな!どうやってわか…っ!
[慌てて自分の口を塞ぐ。ダメだ。ノレッジに聞かせちゃいけない。開きかける口をムリヤリおさえて飲みこんでから、トニーは深呼吸した。木陰からオーレリアが現れたのはその頃だろうか。>>80]
昨日のシスターのねーちゃん!ホントか!?
ああ。今もこうやってバラしてんのに何も言ってこないから
なんか…たくらんでんのかな? ちょっとキモチワルイ。
おれは【誰も襲うつもりなんかない】けど、
夜がきたらアイツが何してくるかも、全然わかんないよ。
タブン、リッキィねーちゃんもそうやって…
[震えてた。苦しんでた。大雨に降られたあの日に倒れたのも、ノレッジにイジメられてたからだ。]
閉じこめるだけじゃ足りないってのは、
ホントはわかってるんだ。
せめて誰かおれがあばれても
おさえつけられる人がいてくれればいいのになァ。
(93) 2017/08/18(Fri) 17時頃