―ないちょのおはなち、なぁに?―
どう考えてもタツくんの態度、おかしかったよな?
[令の部屋でキョウスケが令の飲み会に付き合った翌日のおやつ時、火にかけたフライパンの前で、腕を組んで考え込む。部屋に押しかけての突発飲み会、キョウスケとの逢瀬?を話題にした途端、タツミは何故か言葉を濁したのだ>>51。
酒が入ると妙に理性的になる男は、普段は空気を読まないくせに、沈黙するタツミに何も問わなかった。
自分が握る情報は、タツミがキョウスケと一緒にいた>>1のみ。単なる会話なら住人同士、組み合わせが誰であっても普通だ。二人のうち一人が、パルックたちカップルの片割れだったとしても。
だから絶対何かある。そう意識し始めたら、時間があるとそのことばかり考えるようになった。
三段重ねの厚いホットケーキにバターを乗せて、その上から蜂蜜をとろり。袋のパッケージに乗っている外見そっくりに仕上げる。それを二人分、コップもフォークも二つずつ、最後にピッチャーに入れたアイスティーをお盆に乗せ、キョウスケの部屋をノックした。]
(93) 蕎麦 2019/05/02(Thu) 17時頃