Zzzz.....
はっ、私寝てなんていませんよ!?
…………
……今のは…夢ですか…
おぼろげながら物音が聞こえる気がしておりましたが……ティモシーさんや皆さんが料理をしていたのですね……
今まで此方で私が寝ていられたのも、皆さんが私の事を気を使って下さっていたのか……もしくは、単に私がいるということに気づかれて居られなかったのか……
もし、後者であれば私の存在感が……いえ、恐らく皆さんが心を配って下さったのですよね……そう……信じます……信じたいです……
[一頻り思い悩むと彼女は立ち上がった。
自分の存在意義について、思い悩む事など詮方無い事だと思い直した。]
すいません、何か私にも手伝えることは御座いませんか?
[それはともあれ、彼女はキッチンの方へと赴く。
この様な状態で、狸寝入りを試みる程、彼女の神経は図太くなかったのだ。]
(93) 2014/04/07(Mon) 01時半頃