― ホテル・ラウンジ ―
>>72>>85
[人の気配を感じ、ミチルは振り返る。
彼らがこちらに来れば、笑んで名を名乗った>>1
セシルからの問いには…。]
痛いこと…そうですね。
まずは注射を一本、差し上げましょうか?
[それは、軽やかに答えたので、冗談にも聴こえたかもしれない。ともかく、カルテを抱く胸はいわゆる形良いバストで、腰のくびれや、身体のラインが見てわかるジャケットは、軍装だけれど特別に誂えたもののようだ。それから、来た者の名前を聞いて、書類をチェックしていく。]
皆様、まずはお部屋にどうぞ。
まずは簡単な問診をいたします。そうですね、個人情報などもございましょうから、
[そう言って、乾いた空色がラウンジ奥のドアを見た。]
あそこが個室になっておりますので、あそこで、
ご準備ができた方はお申し出ください。
[あきらかに営業的な、でも、いわゆる天使の笑みを来た者に送った。]
(91) 2011/06/14(Tue) 08時頃