[どうやら何とか拘束できたようで>>80少しだけほっとする。顔を歪めてこちらを見る鬼は、「半端者」と私を嘲る]
…っ
[その言葉に顔がこわばり、何か反論しようとして結局押し黙り視線のみをくれてやる。ただ、瞳の中の怒りだけは隠しとおせもしないだろうが]
[ふと足元を見ればちりちりと彼女が木を燃やそうとしているのが見て取れた。今は繋がっていないからか、それともそれ以上の痛みを翅と足に感じているからなのかダメージはなく。そしてかけられる言葉>>81
その言葉に、応えるように無理やり口角を上げて]
殺さなければならないから、殺すのです
[何とも歪な笑顔になったであろう。泣きそうで、苦しそうで、無理やりそれらを押し込めた笑顔
もう、心の中はぐちゃぐちゃだった]
[右手を前に出し、薙ぐように動かす。すると自分たちが足場にしている木から、新たな枝が伸びて拘束している彼女を襲う*]
(89) 2015/09/26(Sat) 00時半頃