―休憩室―
[ここまでぐずぐずにした体では、すぐに力が宿る訳がないことは分かっていた。どんなに強靭な肉体をもった大男でも、快楽の前には無力。そのことを魔の霧はよく知っていた。
指を引き抜かれ、物欲しげに震える姿を静かに見守っていると、「新入り」は軽く指に口付けを送り、足元で移って蠢き始める。>>84]
……それも楽しそうなのですが、今回だけは、ちょっと大事な時なのですよ。
[意図は掴めるが、窘めるように軽く撫でて自分の臀部へ導いた。
こっちで遊んで下さいね、という意味だが果たして伝わったかどうか。
そうして再度見下ろすと、彼の陰部は素直に男根へしゃぶりつき、抵抗できずにいる。>>79
魔毒に包まれたこの状況下、この男も遅かれ早かれ堕ちるだろう。多少嫌だと喚いても、一度メスイキをさせる頃には、ぐっと素直になる筈だ。
そう見込んで返事を待つと――]
(89) 2018/02/25(Sun) 17時頃