[ 自室へ持ち帰ったコーヒーは、それはもう目の醒めるような濃さ>>1:112で。man-juや水色に白い粒を塗したキャンディの甘ささえ、ひとときの安寧にしかならないくらいの濃さで。睡眠の為に戻った自室で、爛々とした目を抱えることになったのだった。] さみし、 い。[ 暇つぶしに目を通していたのは、個室のディスプレイに収録されている言語データだ。どうやら己がいつの間にか目を閉じた後も、「さみしい」を延々と表示し続けていたらしい。なおその他にも「コーヒー」「こころ」「猫」「man-ju 知恵」「浮穴末援」「知性」「浮 穴」「浮穴 末 抹 媛 援」「欠落」「眠くない なんで」など、記憶にあるものないもの眺めていた形跡があった。]
(89) 2020/08/28(Fri) 21時頃