−回想/ムパムピスと、ハッフルパフ寮にて−
[扉が開けば、そこには予想通りのにこりとした笑顔(>>74)。招かれるままおそるおそる中に入る。急に魔法の練習と言うものだから、そのあまりの突然さに不安になる]
[ムパムピスが防御の呪文を唱えれば、オスカーを覆うように現れた魔法の光。なんだか見たことがある、と漠然と思っているとまさかの高等魔法だったようで]
えっ、これを俺が…?で、でも、俺には…、でも…、
[「無理だ」と滑りそうになる否定をなんとか抑える。ムパムピスがあまりにも真っ直ぐな視線を自分に向けていたから]
ど、どうして急に…?こ、こんな難しい魔法、俺、まだ習ってないです…。
[自分はまだ一年生だと。何故今、高等魔法を習う必要があるのか?それだけなんとか絞り出しながら、不安を露わにするように杖を握り締めた]
(89) 2015/02/04(Wed) 20時頃