―――「スズラン」のお店!―――
[彼女の勘違いに噛み殺した笑いを見せる「恋人」を見上げて、むぅ、と唇を尖らせて見せる。>>56
こういう子どもっぽい言動は今日は慎みたかったのに、どうにも上手く行かない。
「スズラン」を肯定する店主>>58もまたどこかで見た事あるような、と記憶を辿ろうとする前にカウンターへと案内する声>>59に促されて現実に留まった。]
看板娘?あたしと一緒だわ!
っていってもあたしは経営とかむつかしいことはなんにもお手伝い出来てないけど……そのうち、
[女将になるから、という野望は年上の彼にプレッシャーをかけてしまいそうなので飲み込んだ。]
この近くのホテルの……このひとが、オーナーで、あたしは広告モデルをやらせて貰ってるの。
お風呂だけでも良いから良かったら来てみて!
[ちゃっかり「入泉料10%OFF」つきのネームカードを差し出す営業に余念のない少女であった。]
(88) Ellie 2015/12/20(Sun) 00時半頃