>>86
――〜〜っるせえな、童貞で悪ぃかよ!!
[言われずとも自覚はしているし、隠そうとしても気配で分かる。親友の動きなのだから。真っ赤になりながら怒り気味で吠えた。
目の前のヤナギにも思いっきり言ってしまったが、どんな反応を返すのか。顔が見られない。
自分もヤナギに言った癖に、可愛いと言われると耳が熱くなる。
そういう柄ではないと思ってきただけに、どうにも馴染めない。
胸と背中でしっとりとした肌が吸い付き合って、望むものが宛がわれる。たとえ親友といえど、ここまで密着したことなどほとんど経験になく、やっぱりでかいんだな、とか、そのくせに細いなとか関係のないことばかり考えて、]
っ、ぅ、んあああぁ……っ
[押し込まれた熱に、ぐ、と背中が反り、反動でヤナギの方へと杭を打ち込むことになる。
そうなってみると、腰を動かされれば連動するかのようにヤナギへその動きを伝えることになるんじゃないかと思った。]
(88) 2016/06/18(Sat) 01時半頃