[ 文字通り、死ぬ気で俺はお前に向き合うつもりだった。
お前が俺達だけ追い出すつもりなら、俺はこの世界で手首でも切って、今度は俺の世界にお前のこと閉じ込めてやろうと思ってた。
精神的に不安定だし、追いつめられてるし、きっと完璧な委員長サマなら出来る筈だろ、なあ。
でも、それはお前を説得するためで。
現実世界でも死のうとしてる訳じゃねえよ。
だって。 ]
皆っ、帰りを、待ってんだよ。
お前含めた、俺達、全員の、帰りを。
[ お前が傘引き抜いた、その清花がさ。
ちゃんと約束してくれたから。
お前が生きやすいように、あっちの世界で、生きられるように。
清花だけじゃねえよ。
治も、純も、朱莉も、零も、ひな子も、さゆりも。
呼吸が苦しくなって、眼が熱くなる。
皆が、哲哉が、コイツが作った世界が滲んで、歪んでく。 ]
(88) 2016/09/24(Sat) 09時頃