――夕刻・宿の高級な部屋――
〔>>78彼女の発言はどこか遠目で見ているようで。しかし騒ぎも遺体も目の前にした訳でなく倒れたばかりならまだ現実感がなくて当然だろうと流した〕
…お気に病まずまずはゆっくり休んで下さいませ。カリュクス様もそれをお望みですし遠慮なさらずどうぞ
〔自分一人だったとしてもきっと彼女に手を差し出しただろう。がここはカリュクスが奇跡の子と相手が知っているのだし、彼女の望みとしておけば多少は心理的負担を除けるだろうか?
自分はきっと指示に従うだけの冷たい人間に見えるだろうが実質間違っていないので構わなかった。
後で死者に祈りをささげないと、とようやく頭が働いてくる。着替えも終えて部屋の備え付けにあったお茶をいれて相手にも渡して一息ついていたらカリュクスの声が>>84
扉をあけてみれば言葉通りポトフを何故か手にしていて少し目が見開いた。他に人がいただろうか?〕
お疲れ様でした。私が後は運びます
(88) 2017/08/14(Mon) 08時半頃