人狼議事

92 帝都の夏、長い夜


【人】 お針子 ジリヤ

―???―

「わあ……!」

[海を目にするのは、初めてだった。
復員船の甲板で無邪気に喜ぶ私を、お母様は落ちないように抱き留めてくれていた。
いまにして思えば、私が溶けないようにしてくれていたのかもしれない。
甲板はとても暑く、真夏の日差しを遮るものなど何もない海上だったから。
それでも甲板に上げてくれたのは、私が海を見たいと無理を言ったからか、それとも水平線の向こうに近付く故国をお母様も見たかったのか。どちらかはわからない。
けれど、きらきらと光る海と遠い島影、それにひんやりとしたお母様の心地よい冷気はよく覚えている――そう、確かこんな感じの]

(87) 2013/08/13(Tue) 15時半頃

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