― 宵越屋・化粧品売場 ―
>>11
[こんなに女性の視線というものは冷たいものなのか。
男は、今までにない冷たい視線に、はんば心折れかけていた。
とっても早いが、どうしようもない。
この世で一番好きなものに、無碍に扱われる、という経験に慣れてはいないのだ。
なので、女性店員の冷ややかな視線に、
それを実に上手くあしらっている圭一に、
よよよ、とその肩に手を伸ばした]
超不審者…。いや、これでも、汚くはしていないっ!パンツは毎日洗ったのを履いてるし!
[全く説得力のないことを呟きつつ、
この世に存在していることは認識されている人類に出会えば、
いや、もちろん、オカマさんとは何人もお知り合いはいるけれど…。こんなにわかりやすく、うふーん、な視線はあまりなく…]
け、けいいち……。
[怯えた感じは伝わったらしく、>>12デキる甥っ子は、服を引っ張ってくれた。
そして、全力でその場を過ぎ去っていく]
(85) 2016/06/05(Sun) 15時半頃