198 冷たい校舎村4


【人】 複眼レフ パラチーノ

 ─ 現在:昇降口 ─

[ そうだよ、お前がこの世界の主かって、聞いてんだよ。>>61
そう言い返したいのに、俺は押し黙っていた。

遂に、答えが出てしまう、と、思った。

くつくつと、喉を鳴らす嗤い声>>62に、汗が滲む。
怖い。と思った。
後ずさりそうになって、意識して踏み止まる。 ]

 なん、だよ。

[ 握る拳が、指先が、酷く冷たいのを感じる。
目は逸らせない、逸らさない。
いつもと同じ顔をしてる筈の哲哉が、瞳に知らない色を映してる。

返ってきた言葉>>67は、世界の主か否かを直接教えてくれるものじゃなくて。
けれど悠々と笑うそれは、嗤うそれは。 ]

(84) 2016/09/24(Sat) 09時頃

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