―午前/『森の真珠』客室―
[呼吸が少しずつ楽になる…少し落ち着いた気がするのは、普段あまり聞かない言葉の羅列がヴェスの口から流れてきたからだろうか?>>80]
うん、ありがとベスにーちゃん。
おれまだダイジョーブだ!
[止血に使っていたタオルにわしわしと額をこすりつけて笑った。続けて名乗ってくれたカリュクス>>82 にコクリと頷く。掻きむしったばかりの腕に手がかざされると、みるみる塞がっていく傷口にぽかんと口をあけた。続けて夜中につけた傷の治癒にかかった時、その真っ白い髪の隙間から汗がにじんでいるのが見えてすこし心配になる。]
なァ、ダイジョーブか?
つかれたんならちょっと休むとか…
あ、えっと、コッチは朝スーねーちゃんに
ちょっとなおしてもらったんだ。
[そこにいるねーちゃんがそうだぞ。とスージーを見てカリュクスに伝えた。その後彼女も治療に加わっただろうか、無事に全部の傷が塞がると、軽く体をたしかめるように動かして感嘆の声をあげた。]
(84) 2017/08/21(Mon) 03時半頃