―極夜城―はー…これが、なあ。[月明かりに照らされた門、その奥に構える城。後はまあ何だ、そう、魔力。圧倒されそうになる程強く濃い力の気配。ぶんぶんと頭を振って気合いを入れるべく頬を振る。]此処で気圧されちゃぁ世話ない、ない。……よし、お邪魔しますよっと。[案外容易に開いた門を抜けて]とって食われやしない、よな…無いよな?[幼い頃絵本の中に見た怪物が浮かんで苦笑いしつつ、極夜城へと足を踏み入れた。]
(84) 2015/07/30(Thu) 19時頃