花桃のジャム、なぁ。
うちの義父さんが作ったヤツは、甘酸っぱくて、ちょい苦かったけど。
マーゴは、そういう味覚いけるか?
花のジャムじゃねぇけど。
[いけるなら、義父の見よう見まねで作ってみるのもいいだろうか。
失敗したら、大地に返してないないすればいいだろうし。
手を握る先の少女が、ふわりと微笑む>>75。
それを横目で眺めて、ついそんなことを口走った]
甘いモノ、か。
何か家にあったか……いいや、なんもねぇなぁ。
出かけてる向かいのゼルダばーさん、あれでパイを焼くのが上手かったからなぁ。
ばーさんが帰ってきたら、頼んでみるよ。
そんで、お茶でもしよう。
[甘いものに胸躍らさせている少女を微笑ましく見つめながら、そんな提案をしてみることに。
いつもよりもほんの少しだけ、少女の手を握る手つきを優しくしながら]
(84) 2015/05/09(Sat) 22時半頃