[歪なアイスの乗った皿を手に、苦笑しつつ振り返り。]
えーと……確か、蜜原さん、だよな?
勿論、俺でよけりゃ喜んで。
[食事のお誘いには、快く頷きを。
さすがにそろそろプロフィールシートの内容は、ほぼ頭に入っているから。
彼女も皿を用意するのを待っていれば、乗せられたのは自分と同じアップルパイ。その傍らには、お手本のような形をしたアイスがちょこんと添えられていて。
おおっ、とつい感嘆の声が零れた。]
すごいな。
どうやったら、そんな綺麗な形にできるんだ?
俺は、何回やっても駄目だったぞ。
あー。もうちょっと早く来てくれてたら、
俺のも盛り付けてもらいたかったな。
[心底残念そうに嘯きながら。
飲み物は何がいい?と彼女のリクエストをきいてから。
立ち話もなんだし、空いてるテーブル席へ移動しようか。]
(84) 2020/03/27(Fri) 21時頃