――坊主にはまだ早い。酒も飲めねェ乳臭い餓鬼にはな。
大人になって、お化けが怖くなくなってから出直して来い。
[目の前の坊主が幽霊を恐れているかは知らんが、それはただのものの例えだ。
ケチ、と向けられた不満そうな顔(>>77)にはフンと鼻を鳴らしながら、またひとつ煙を吐き出して。
籠の中身を見せながら、得意げにしてくる坊主(>>78)には肩を竦めて――こうも素直に褒めろと強請られると、褒めなかったら俺が悪者みたいじゃあないか。
餓鬼ってのはどうしてこうも、臆面もなく思った事を口に出せるのか……そこはまぁ、この坊主だからかも知れんがね。]
あー、偉い偉い。よく出来たよく出来た。
……だがな、坊主。"ひとりみ"は余計だ。あんまり生意気言ってると、その口を針で縫い付けるぞ。
[先程よりも少しだけ乱暴な手つきで、頭一つ下にある坊主の髪をかき混ぜてやる。
しかし本当にこの坊主は余計な一言を付けてくるものだから、そこに対してはしっかりと釘を刺しておかないと。]
(84) 2015/04/06(Mon) 23時頃