あっ、おい!
[自分を置いて奥へ、奥へと姿を消そうとする背中を無意識に追い掛ける。
知らない場所をどんどん進む足は決して遅くは無い。
伸ばした手も届かないくらいの距離を保って、ようやく足を止めた。
唐突に行き先を変えた事を問おうと口を開くより先に、投げかけられた問い>>65>>66]
…難しい事聞くなよ。
天文学とか自然の話ならもっと他に適任いるだろ…
[素っ気ない答えが口をつこうと、寒さにかじかみそうな手をさする動きが、止まる。]
……願い事をする星が一番明るくないのは、たぶん願いを掛けた星がどれか分からなくするためじゃねぇかな。
願い事って、何回もすると叶わないだろ。だから一回きりで済むように。
青色が一番明るいのは……
[言葉に詰まった所で過去からのしっぺ返し>>66が返ってきて、口元を固く結んだ。]
(83) 2015/11/28(Sat) 22時半頃