―現在―
[昨日ラルフとチャールズが戦っている気配は感じていた。
昨日、チャールズの事を止めると宣言していたものの、止めるかどうかはずっと迷っている。
個人的には、呪いがかかってようがかかってまいが、止めたい。
けれど、あまりにも、純粋に嬉しそうな表情を浮かべていたチャールズを見てしまえば、戦闘に歓びを見出すラルフを知っていれば、どんな結果になろうとも見守るべきかという思考もある。]
………………――
[一本の鋼線がチャールズが放ったGossipを囁くドールの動線を断ちきった。
――ガチャリ
と魔力を受ける場を失ったドールはその場に崩れ落ちる。]
……つまり、噂が広がらなければいいんでしょ?
[こうやって、噂を流すドールを、自分を捕らえにくるだろうドールを壊し続ければ、“彼”に協力することにもつながるだろう。
けれど、サイラスが近くに居る時は、その手を休めたか。]
(82) 2014/02/07(Fri) 22時半頃