人狼議事

270 「  」に至る病


【人】 山師 グスタフ

 ― アルブレヒト医院 ―

[長く生きていると人の儚さを思い知る。

 一代で開業した診療所は後継者問題に頭を悩ませることもなく、長く郊外に佇んでいる。時代に合わせて更新したのは施術と技術のみならず、建物は二度の改築を経て、今は白亜の二階建てだ。
 受付としてパートタイマーを雇う時期もあるが、長続きする人物を探すのは意外と難しい。自身が吸血鬼だから、と言い訳するのは簡単だが、何分、自身の感覚で“長く”務めてくれる気骨のある人物そのものがあまりいないのだ。
 
 長く独りでいると、何でも独りで行うようになり、
 何でも独りで行うと、何でも独りで出来るようになる。

 吸血鬼の孤独はこうして形成されるのかと、働き盛りの外見に老成の空気を纏わせはじめた頃、なんとなく理解した。]

(82) 2019/10/05(Sat) 21時頃

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