―5月3日朝7時頃、酒場前ー
>>35
[必死に走って酒場までたどり着く。息を整えずにすぐさまドアベルを押す。少しの間を置き中からローズマリーらしき声が聞こえた。]
あ、わ、私です。ミルフィです。
その、今日のチラシを見て、あの…
[何をどう切り出していいかわからずオロオロしていると、ドアがゆっくりと開いた。ローズマリーの笑顔がミルフィを迎える。自分を助けてくれた時と変わらぬ彼女に安心した。「まだ準備できてないけど」と一言断ってからローズマリーが酒場の中へ入れてくれた。勧められた椅子に座ると向かい合ってローズマリーも座る。ミルフィが言いたい事を整理できるまで急かさずに待ってくれた。その気遣いをミルフィは嬉しく思い、彼女が化け物のはずがないという気持ちをより一層強く持った。たどたどしくも、誰も信じられない気持ち、昨日助けてもらったことのお礼、今朝のチラシ、ローズマリーとマドカは信じたい気持ちを伝えた。]
(81) 2013/07/24(Wed) 11時頃