[氷の剣を放った後に聞こえた言葉、それは心の奥へとのしかかって、響いて]
(そうか…弱くても…いいんだ)
[何事も認められたい一心で歩んできた自分には想像出来なかった、そんな言葉。
しかし相手もやはり辛そうだ。殺意が見え隠れしている。
この呪いにも似た…いや、まさしく「呪い」。その正体が一体何なのか分からないまま]
く … ぁ …
[必死で耐えようとする。幾度となく耐えようとはしている。でも、負けない意志と信念は遥かに彼の方が、上だ。
そんな中>>77飛んでくる蒼い炎剣は制裁か慈悲か]
<<″水″よ>>
[対抗するはそれを消さんとする濁った水。右手に宿した瞳の力は力なく。火を消すには至ったが残り火はそのまま自身を包む]
う…ぁぁ…!!
[灼けるような熱さに身も心も焦げてゆく。だが、それでも湧き出る殺意はとめどない]
(79) 2014/12/31(Wed) 09時半頃