―【二日目】夕刻/大衆食堂『森の真珠』(回想)―
〔>>39小さな声は相手に届いたようだ。余程自分は酷い顔をしていたのだろうか。手を取られて紡がれるは優しい言葉。人を疑わなくてはいけない時に、自身もくじけそうになる時になこういう事を出来る人がどれだけいるのだろうか?
(ああ、こういう人がきっと特別な人間になれるんだ…)
どこかそれを遠い世界に感じる。彼女もまた悩んでいる。苦しんでいる。それに対して自分は同じような言葉すら返せないのに
それなのに続けられる友達という言葉〕
…そうなのですか…
〔無意識に少しまたきょとんとした顔になった。肯定する以前に友達の定義がよく分からなくてきょとんとしてしまった。この人懐っこい人ならば少し話しただけでも友達…なのだろうか?
もし、もしもこの先も生き延びれて、交友が続けば友達ですねと胸を張って返せる日が来たりする未来もあるのかもしれない〕
…お話した事で…スージーさんが少しでも気持ちが少しでも楽になれたならよかったです
〔これが自分が今言える精一杯だった〕
(79) 2017/08/18(Fri) 08時頃