はぁ……ン てめぇこそ、何勃起させてんだよ……スキモノめ…… [先端をつつくように指先で辿り、 幹から根元にかけて手指を滑らせ。 きゅうと強めに握り込み前後に揺さぶる。 胸板から脇腹へと舌を這わせてゆき、 終いには、下生えまで軟体を通らせ、歯で圧す。 ぶちち、っと何本か噛み切ってやろうか。] ……ふぁっ…… [手で扱いている熱の近くに顔を寄せれば、 昨晩の名残――噎せ返るような精の匂いと 己の腸内に納めていたことを感じさせる臭気が香り立つ。 こんなもん臭いだけだろうと否定したい――が。 布団で乱れた恍惚の夜が脳裏を掠め、背筋が粟立つ。 口蓋に無意識に貯まる唾液。ごく、っと喉を鳴らした。]
(79) 2017/06/03(Sat) 12時半頃