―→昇降口
[雨風から逃げるように、扉をくぐる。
バタン、と背後で扉が閉まる音が、妙に大きく響いた。]
あ、おはよ、いいんちょ。
……賢者合流?幸先良いね。
[黒沢>>77と都筑>>74の姿に気付いて、歩み寄る。
自らもまた水を払っていないレインコートを脱ぎながら、仏頂面の黒沢に挨拶をしつつ、都筑にそう言葉を向けて。
そして、ちらりとあたりを見やる。]
……やっぱり、人少ないよね。電車にも人あんまりいなかったってさ。
駐輪場も、俺が一番乗りっぽかった。この時間なら、いくらなんでも何台かは先に停まってるはずなんだけど。
ね、いいんちょ。ミナカタさんが連絡忘れてるって可能性は?
[担任の名前を上げてみる。]
あの人ならやりかねないでしょう。俺はそういうとこも好きだけどね。
[流れるようにそう言って、濡れたままのレインコートを畳む。]
(79) 2014/04/24(Thu) 23時半頃