[会話を交わす内に、目的地である校舎は目前に迫っていた。>>77]なんか……やっぱり、人、少ないね。[人の声がしない。それだけでも随分といつもと印象の違う校舎に、2人に囁くようにそう呟いた。]あ、でも、電気はついてるよ。[どこか薄暗い空間に灯るあかりに、やっぱり休校じゃなかったんだ、という安堵と共に、敷地内へと。地面とローファーがすれて、ジャリジャリと音を立てる。靴にも雪が染みて、足先が冷たい。]
(79) 2014/04/04(Fri) 22時頃