貴方がたは、私の兵となり戦ってくれるのかしら?[黒薔薇の香と虚言とに、思考を誘導されて。女神の洗脳に堕ちた人間達は、その声音に是を唱える。]ありがとう、皆。ならば……ささやかながら、貴方達に、私の加護を授けましょう――――[黒薔薇がふわりと舞い、旋風と共に花弁を散らし。次の瞬間、人々の目から光が消え、その首筋には小さな薔薇の蕾のような痣が浮かんていた。]
(78) 2015/06/14(Sun) 21時半頃