―5月4日朝7時過ぎ、市街地―
>>75
[不意に引かれる手に目を見開くのも束の間、確かに目立つ事は避けたいのだろう――機動隊員と密な関係に見られるのは彼にとって良い物とも思えなかったから――大人しく路地奥へと身を潜めた]
それは何より
俺もこの服脱げりゃいいんだけどな
[向けられた所作に残っていた緊張も解けかけて笑みを浮かべ、己の服へと視線を落とすと肩を竦めてみせた。
労るかのようなその掌には面映さと自身に対する苦笑が入り混じり眉端下げて]
…ぶっちゃけ上手く眠れちゃいねぇ…けど、こんな状況だし仕方ねぇよ
――ん?
[躊躇いを示すかのような視線の動きに疑問は深まった。投票についてだろうか…抜けかけていた緊張がまた身体を固くする。
責められはしないのだろうと、それは彼の様子から窺い知れはしたけれど、昨日のクシャミの件があってから過敏になっている事は否めない]
(77) 2013/07/26(Fri) 12時頃