>>16
[文を受け取った後、漸くしっかりと両の目を開いた
ぺたりと座ったままの老人から見上げると、大きな黒い狗のようで
ふと零れた言葉には少しだけ労わりが篭った]
[焼け爛れた半身はぶくぶくと水疱に覆われ、髪はちりじりに半分はほとんど頭皮が見え
焦げたような鼻をつく匂いと油の臭い
それでも引き攣れた頬が笑うのを、老人はじっと見ていた
病かと尋ねれば、やはり従順な犬のようにコクンと頷く
言葉を返そうとした が その前に男の手が汚物に塗れた着物の裾から入り込んだ]
おぉ なぁ ・・・があぁぁっ あっ
[引き裂かれるような痛みが老人を襲った
尻の穴を弄る指が爪が容赦なく老人の肉を抉る
ぐじゅ、ぶちゅ、と音を立てて排泄物が赤が混ざってゆく]
・・・や めん っ
[老人はポカンと口を開いて白目を剥いて仰け反る]
(76) 2011/05/14(Sat) 00時頃