[くち、とささやかな音を立てて指を引き抜き。]
……苦しかったら、言えよ。
[先走りに濡れた昂りを宛えば、ゆっくりと押し込んでいく。
昨夜の名残はあっても亀頭を飲みこませるのにも苦心する狭さに、改めてここに入るのか不安が過ぎっても。
今更、腰は止められない。
慎重に進めるつもりが、半分ほど埋めたところで熱く締め付けてくる馬庭の胎内に一気に貫きたい欲が膨れ上がるのを堪えきれず。
上げさせた腰を抱え直せば、根元まで一気に押し込み、奥を貫いた。]
………っ く、 は
ほんとお前の中、きつすぎて…、やば…… っ
[一度その熱を思い出し、味わってしまえば、もう止まらない。
前後に腰を揺らし、肌同士がぶつかる音が響くほど打ち付けながら、下腹部を支えていた掌を下へ滑らせて。
衝撃で揺れながら濡れている馬庭の性器を包み込めば、
朧な手淫の記憶を手繰るように律動に合わせて扱き上げた。*]
(75) 2017/06/04(Sun) 22時半頃