[教会に入り、扉を閉め。促してやれば、こういう時だけは素直にいい子にしやがる。
押し付けられた身体は、少し震えて>>65いたろうか。怖いのか、緊張しとるのか、それはわからんが――どちらにせよ、こんなオッさんとキスする時の反応じゃあ無ェだろうに。
本当に、物好きなモンだと。そう思うも、……物好きなのは、自分も同じかと自嘲して。
合わせた唇を強くしたのは、自分が背を屈めたからか坊主が背伸びをした>>-37からか、あるいはその両方か。
坊主に触れるのは、これで四度目。その中でも最も強く触れたそれに坊主の身体が逃げそうになるも、それを許すわけもなく。
――"知らんぞ"、と。俺は確かに、忠告したんだから。]
……っ、と。いきなり突き飛ばすとは随分じゃ無ェか。
腰でも抜けたか、坊主。……ん?
[突き飛ばされた>>66拍子に、ぎしりと背後の扉が軋む。情けなく地面に尻餅をつく坊主を、腕を組んで見下ろしながら、予想以上の反応に思わず小さく吹き出し。
謝る声には答えず。別に突き飛ばされた所で、痛くなんざありはせん。
真っ赤になって胸を押さえる坊主をそのまま見下ろして、クツクツと笑いながら起き上がってくるのを待つとしようか。]
(75) ねこんこん 2015/04/14(Tue) 14時頃