―ミナカタの部屋の前―
[告げた言葉に衝撃を受けるベネットの姿に、そっと目を伏せる。
無理もない。自分だってあれだけ取り乱した。聞いて平気でいられるはずがないのだ]
…昨日、ミナカタさんに帰れって言われた時、帰ることは出来ないと、彼は言ってました……。
理由は、わかりませんけど…だから……。
放校処分に、それしか方法を見いだせなかったのかもしれません…
[直接彼に聞いたわけではない憶測ではあるけれど、告げたところでベネットの哀しみを和らげる事にはならないけれど、自分の知っている事を近づいてこようとしない彼に小さい声で告げる]
僕は、泣いて祈るしか出来ませんでした。
チャールズ先生や、ホレーショー先生が、手配を。
[ありがとう、と言われればいいえと首を振って情けないですね、と苦笑する。
そして救いがあるようにと言う言葉には小さく祈るような仕草を見せた]
(74) 2014/06/26(Thu) 00時頃