[ついで、後ろでまた南方の暴力を非難していた剣吉の肩を抱いて、彼にしか聞こえないように耳打ちを]
……とりあえず、俺が囮になるから、先にG地区かF地区の方までガキどもつれて走れ。
俺の心配はいらん。逃げるための能力も決めてある。
廃村のどっかにまぎれてやりすごしてから、奴を撒いて合流する。
精精警察から逃げ回った脚力を生かしてくれよ、ハル……?
[有無を言わさない表情で剣吉の顔を覗きこんだ。そのときだっただろうか、星開>>72が現れたのは。]
……一人、増えたな。
[苦笑して、会話しているであろう星開らに声をかける。]
とりあえずだー、やばいのが迫ってるから、感動の再会は後にしておくれー
逃げますよーわかったか!
[そう言って、鷹村、星開に順に指差しして、返事は「はい」しかない、と添える。
それと同時に、幻覚能力を発現した。
鷹村に、星開に、そして流に……「皆と共に逃げる南方自身の姿」を認知するようにと。
最後に剣吉の方を向き、「早く行け」と笑っただろう*]
(74) 2014/06/15(Sun) 18時頃