[浮かんだ名詞はひとつ。ファンタジーではよくみる名前。しかし、目の前でぴょこぴょこしているそれは、その名が持つ格好よさとか威厳とか、そういうものとはかけ離れている。物凄く、かけ離れている。というか、なんで林檎っぽいもの抱えてこてっ、とか首傾げてるんだこいつ、そもそもどう見ても肩乗りサイズとか、あんまりにもちっちゃすぎやしないか、とか。いや、それ以前になんでそんな警戒心のカケラもない無垢な目で俺の事みてるんだおまえ、とか。突っ込みだけは、色々と浮かんでくる、けれど]…………ドラゴン?[にしか見えないのは確かだから、そう、呟いて。そのまましばし、お見合いに突入した。**]
(74) 2013/11/19(Tue) 17時頃